2011年10月07日
満開の桜・・・
バタバタのまま、既に5日から高松に入っております・・・
日展出品などの時期と重なり、ブログ更新にも余裕がないこの頃・・・(汗)
色んな事を考えたら、頭がパンクしそうな日々でも、忙しい中に楽しいひとときもあるんです・・・
この時期に満開の桜が咲こうとしています・・・
・・・といっても、制作過程での話!

先週お伝えした、有田小学校140周年事業の大仕事、桜に囲まれた校舎をモチーフにした陶板壁画の制作も、いよいよ絵付けを迎えた・・・

今日の主役は、同校の1~6年生全校児童の子供たち!
サポート役に有田陶芸界の匠(?)たち、寺内信二氏、百田暁生氏、田中良二氏、私(辻聡彦)の4名があたる・・・
学年ごとに入れ替わりで次々に絵付けする段取りになってて、同じ説明を6回する側もしんどいが・・・(汗)

描くのは、校舎を囲むように咲き誇る満開の桜・・・
思い思いのピンクの花びらを恐る恐る、でものびのびと描いていく・・・
こういう作業をする時の子供たちは、実にいきいきしてて、目も輝いている・・・

当然、素焼きの状態・・・
ちょっと手を乗せただけで割れそうな板に、見守る私達はハラハラドキドキの2時間だったが、さすが有田に生まれ育っている子供たち・・・

子供たちの絵付けを終えた後、改めて全ての陶板を並べ直して・・・
大人の手で、細かな所を修正&花びらの補充!

さてさて、これからが気合を入れて、私の腕の見せ所・・・(汗)

夕方から様子を見に駆けつけた美大生の息子に見守られながら、本格的な絵付けをする事、数時間・・・
午後一番から始めたこの日の作業は、すっかり周りも暗くなり・・・
終わる頃には、時計の針が午後8時に差し掛かっていた・・・(疲)

最後まで集中力を持続させるのは危なかったが、我ながらダイナミックないい出来栄え・・・(#^.^#)
翌日には、釉薬を掛けて、とりあえずの私の役割を果たせたわけだが・・・
高松に出張に行ってる間(17日まで)に、本窯焼成を済ませ、出来上がりを写メで送ってもらう予定だが、完成品がどんな仕上がりか、ある意味これは日展入選発表よりも緊張の日々を、この地で送ることになりそうだ・・・(大汗)
日展出品などの時期と重なり、ブログ更新にも余裕がないこの頃・・・(汗)
色んな事を考えたら、頭がパンクしそうな日々でも、忙しい中に楽しいひとときもあるんです・・・
この時期に満開の桜が咲こうとしています・・・
・・・といっても、制作過程での話!

先週お伝えした、有田小学校140周年事業の大仕事、桜に囲まれた校舎をモチーフにした陶板壁画の制作も、いよいよ絵付けを迎えた・・・

今日の主役は、同校の1~6年生全校児童の子供たち!
サポート役に有田陶芸界の匠(?)たち、寺内信二氏、百田暁生氏、田中良二氏、私(辻聡彦)の4名があたる・・・
学年ごとに入れ替わりで次々に絵付けする段取りになってて、同じ説明を6回する側もしんどいが・・・(汗)

描くのは、校舎を囲むように咲き誇る満開の桜・・・
思い思いのピンクの花びらを恐る恐る、でものびのびと描いていく・・・
こういう作業をする時の子供たちは、実にいきいきしてて、目も輝いている・・・

当然、素焼きの状態・・・
ちょっと手を乗せただけで割れそうな板に、見守る私達はハラハラドキドキの2時間だったが、さすが有田に生まれ育っている子供たち・・・

子供たちの絵付けを終えた後、改めて全ての陶板を並べ直して・・・
大人の手で、細かな所を修正&花びらの補充!

さてさて、これからが気合を入れて、私の腕の見せ所・・・(汗)

夕方から様子を見に駆けつけた美大生の息子に見守られながら、本格的な絵付けをする事、数時間・・・
午後一番から始めたこの日の作業は、すっかり周りも暗くなり・・・
終わる頃には、時計の針が午後8時に差し掛かっていた・・・(疲)

最後まで集中力を持続させるのは危なかったが、我ながらダイナミックないい出来栄え・・・(#^.^#)
翌日には、釉薬を掛けて、とりあえずの私の役割を果たせたわけだが・・・
高松に出張に行ってる間(17日まで)に、本窯焼成を済ませ、出来上がりを写メで送ってもらう予定だが、完成品がどんな仕上がりか、ある意味これは日展入選発表よりも緊張の日々を、この地で送ることになりそうだ・・・(大汗)
2011年09月22日
小学校の陶板壁画
まだまだ続く鉄ネタに一息入れて、今日は作陶日記より・・・
もう、回覧板等でバレてしまってるだろうし、制作に入って今更、引っ込みがつかなくなったんで、ネタバレしてもいいだろうと思い・・・
実は、地元の有田町立「有田小学校」が、今年で140周年を迎え、来たる11月6日に、記念式典が行われる。
それに合わせ、学校敷地内に新たに掲示板を設ける企画が、既に始動しているのだが・・・

その掲示板に貼る「陶板壁画」の依頼が、日展や個展を控え、何かと忙しいこの時期に、舞い込んでいるのだ。
・・・で、今日は学校の陶芸室で、辻聡彦お馴染みの「線刻」作業!

完成寸法が横幅約2mになる、かなりワイドな画面構成に、下図を仕上げるのにかなり時間を要したが、和紙に炭で書いてしまえば、あとは一気に・・・

画面が大きいと、こんな作業も2人掛かり・・・
(仕事中に関わらず、同校PTA会長の寺内信二さんもお手伝い頂き、感謝!)

(興味津々に作業を見守る校長先生・・・汗)

さてさて、これからは筆入れならぬ、ディバイダー(線刻道具)入れ・・・

これだけの広い画面を手掛けるのは、約1年ぶり・・・
どれだけ、集中力が持続するのか・・・(汗)

絵のバランスを見ながら、所々筆で修正を入れながら、黙々と一人っきりの線刻作業が続く・・・
乾燥してしまうと、せっかくの線刻の強弱による面白さが失われてしまう・・・
時間との戦い・・・
休む事なく作業する事、約2時間半・・・(^^ゞ

ようやく完成!!!
建設当時は西日本一と言われた(現)校舎がモチーフですが、この後、乾燥&素焼を経て、ナント素晴らしい事に、同校の全校児童が描く満開の桜の花びらが入る予定です・・・(*´∀`*)
さすがに立ちっぱなしでの長時間作業・・・
ん~、こ、腰が・・・(→o←)ゞ

お手伝い頂いた先生方と、ひと足早い記念撮影・・・(汗)
ブログ公開までしてしまって、ますます引っ込み付かず、この後もプレッシャーと戦う日々が続くような気が・・・(大汗)
どうか、無事に仕上がりますように・・・(°_°;)(; °_°)
もう、回覧板等でバレてしまってるだろうし、制作に入って今更、引っ込みがつかなくなったんで、ネタバレしてもいいだろうと思い・・・
実は、地元の有田町立「有田小学校」が、今年で140周年を迎え、来たる11月6日に、記念式典が行われる。
それに合わせ、学校敷地内に新たに掲示板を設ける企画が、既に始動しているのだが・・・

その掲示板に貼る「陶板壁画」の依頼が、日展や個展を控え、何かと忙しいこの時期に、舞い込んでいるのだ。
・・・で、今日は学校の陶芸室で、辻聡彦お馴染みの「線刻」作業!

完成寸法が横幅約2mになる、かなりワイドな画面構成に、下図を仕上げるのにかなり時間を要したが、和紙に炭で書いてしまえば、あとは一気に・・・

画面が大きいと、こんな作業も2人掛かり・・・
(仕事中に関わらず、同校PTA会長の寺内信二さんもお手伝い頂き、感謝!)

(興味津々に作業を見守る校長先生・・・汗)

さてさて、これからは筆入れならぬ、ディバイダー(線刻道具)入れ・・・

これだけの広い画面を手掛けるのは、約1年ぶり・・・
どれだけ、集中力が持続するのか・・・(汗)

絵のバランスを見ながら、所々筆で修正を入れながら、黙々と一人っきりの線刻作業が続く・・・
乾燥してしまうと、せっかくの線刻の強弱による面白さが失われてしまう・・・
時間との戦い・・・
休む事なく作業する事、約2時間半・・・(^^ゞ

ようやく完成!!!
建設当時は西日本一と言われた(現)校舎がモチーフですが、この後、乾燥&素焼を経て、ナント素晴らしい事に、同校の全校児童が描く満開の桜の花びらが入る予定です・・・(*´∀`*)
さすがに立ちっぱなしでの長時間作業・・・
ん~、こ、腰が・・・(→o←)ゞ

お手伝い頂いた先生方と、ひと足早い記念撮影・・・(汗)
ブログ公開までしてしまって、ますます引っ込み付かず、この後もプレッシャーと戦う日々が続くような気が・・・(大汗)
どうか、無事に仕上がりますように・・・(°_°;)(; °_°)
2011年09月05日
大物に汗を流す!
突然ではあるが、明日&明後日の2日間、高松への出張を控えている・・・
10月11日より高松三越美術画廊で開催される「辻聡彦作陶展」の最終打ち合わせ等を兼ねてのものだが・・・
・・・で、
作業もストップしてしまうので、台風一過の昨日今日は、再び大物に挑戦!

ここのところ、台風の影響か気温も低めで、比較的過ごしやすかったが、今日は午後から厳しい残暑が帰ってきたようだ・・・(汗)

不在にしてる明日からの乾燥状態も気になるところではあるが、先日ふと、「こういうフォルムの大物ひきたい!」・・・と思い、勢いでのロクロである・・・(汗)
思いのほか集中力も持続し、いいのができた・・・
かわりに、腕もパンパン、今になってドッと疲れがきたので、今日は早めに切り上げ、シャワーの後はビールでも頂きながら、明日の準備をする事にしよう・・・
約5時間の列車の旅をワクワクしながら・・・(汗)
10月11日より高松三越美術画廊で開催される「辻聡彦作陶展」の最終打ち合わせ等を兼ねてのものだが・・・
・・・で、
作業もストップしてしまうので、台風一過の昨日今日は、再び大物に挑戦!

ここのところ、台風の影響か気温も低めで、比較的過ごしやすかったが、今日は午後から厳しい残暑が帰ってきたようだ・・・(汗)

不在にしてる明日からの乾燥状態も気になるところではあるが、先日ふと、「こういうフォルムの大物ひきたい!」・・・と思い、勢いでのロクロである・・・(汗)
思いのほか集中力も持続し、いいのができた・・・
かわりに、腕もパンパン、今になってドッと疲れがきたので、今日は早めに切り上げ、シャワーの後はビールでも頂きながら、明日の準備をする事にしよう・・・
約5時間の列車の旅をワクワクしながら・・・(汗)
2011年09月01日
It's Mt. Fuji
日本の宝、富士山・・・
これを描く事は、全国色んな景色をモチーフにしてきた自分としても、かなりの緊張感と責任感を要して挑む存在である!・・・と考えている。

以前、「富士の雲海」なる作品を制作&発表した事はあるし、それはそれで雰囲気を捉えて表現できたと自負しているが、今度は最大限に、より写実的に、また「これぞ富士山!」というモノを描きたい!
・・・という想いが生まれ、白(白磁)と青(呉須)のコントラスト、日本の象徴と言うべき山の迫力、そして筆使いによる繊細な部分・・・というものを出すべく、自分が今持っている技の最大限生かして、取り組んでいる・・・
(ちょっと大袈裟かな?・・・汗)

素焼きの段階での強弱や奥行き感は、うまく出せたと思うが・・・
金彩(上絵)で、雲海に光が煌めく様子があってもいいかな?・・・
これを描く事は、全国色んな景色をモチーフにしてきた自分としても、かなりの緊張感と責任感を要して挑む存在である!・・・と考えている。

以前、「富士の雲海」なる作品を制作&発表した事はあるし、それはそれで雰囲気を捉えて表現できたと自負しているが、今度は最大限に、より写実的に、また「これぞ富士山!」というモノを描きたい!
・・・という想いが生まれ、白(白磁)と青(呉須)のコントラスト、日本の象徴と言うべき山の迫力、そして筆使いによる繊細な部分・・・というものを出すべく、自分が今持っている技の最大限生かして、取り組んでいる・・・
(ちょっと大袈裟かな?・・・汗)

素焼きの段階での強弱や奥行き感は、うまく出せたと思うが・・・
金彩(上絵)で、雲海に光が煌めく様子があってもいいかな?・・・
2011年08月30日
御茶ノ水や高松港や・・・
日展に出品予定の作品と並行して、今取り組んでるのが、今秋に開催される2つの個展に出品する作品制作の追い込みである・・・
目玉として、是非その場所にゆかりのある作品を出品したいもの・・・

雰囲気が出てきただろうか?・・・
東京に出向く度、好きな景色として前から注目してきた、御茶ノ水駅付近の風景

以前も書いたが(参考記事:「神田川と御茶ノ水」)、昔とあまり変わらないここの風景は、神田川と駅の雰囲気が絶妙で、いつかモチーフにしたかったんで、11月の和光(銀座)の展示会に向けて、発表できれば・・・と考えている。
それとは別に、10月に迫った高松三越の個展に向けて、作品にしたいものは、高松港や屋島、小豆島の風景だ・・・

これは、高松駅前にあるビルの最上階から見た港の風景だが、遠くに見えるのは、地元の人々が愛する屋島を望む・・・

いずれの作品も、まだ素焼きの上に(呉須で)下絵付けをした状態で、完成の色合いまではわからないが、その場所の雰囲気や空気感は出せたような気がする・・・
さてさて、焼き上がりはいかに?・・・
目玉として、是非その場所にゆかりのある作品を出品したいもの・・・

雰囲気が出てきただろうか?・・・
東京に出向く度、好きな景色として前から注目してきた、御茶ノ水駅付近の風景

以前も書いたが(参考記事:「神田川と御茶ノ水」)、昔とあまり変わらないここの風景は、神田川と駅の雰囲気が絶妙で、いつかモチーフにしたかったんで、11月の和光(銀座)の展示会に向けて、発表できれば・・・と考えている。
それとは別に、10月に迫った高松三越の個展に向けて、作品にしたいものは、高松港や屋島、小豆島の風景だ・・・

これは、高松駅前にあるビルの最上階から見た港の風景だが、遠くに見えるのは、地元の人々が愛する屋島を望む・・・

いずれの作品も、まだ素焼きの上に(呉須で)下絵付けをした状態で、完成の色合いまではわからないが、その場所の雰囲気や空気感は出せたような気がする・・・
さてさて、焼き上がりはいかに?・・・
2011年08月29日
日展へ向けて・・・
出張と鉄道模型ばかりやってて、仕事をしてなかったわけではない・・・(汗)
当然、秋の日展出品へ向けて、また高松(三越)や東京(和光)の展示会へ向けて、作陶も頑張ってます!

制作過程を逐一追っかける(お伝えする)のも、ひとつの見せ方だが、今回はひとつひとつの作業により集中するように、また、完成をいきなり見て頂くのもいありかな?・・・って思い、少し写真を控えてきた・・・

ここまでくれば、後は釉薬掛けて焼く(窯焼成する)だけ
・・・と思っているが、出品まであと約1ヶ月・・・

ある意味、「書」のような新鮮味が出ないかなぁ~
筆(呉須)の勢いに、もう少し面白味を出していきたいと考え・・・
よし!
モチベーションが下がらぬうちに、もういっちょ、1から作ってみっかっ・・・(汗)
当然、秋の日展出品へ向けて、また高松(三越)や東京(和光)の展示会へ向けて、作陶も頑張ってます!

制作過程を逐一追っかける(お伝えする)のも、ひとつの見せ方だが、今回はひとつひとつの作業により集中するように、また、完成をいきなり見て頂くのもいありかな?・・・って思い、少し写真を控えてきた・・・

ここまでくれば、後は釉薬掛けて焼く(窯焼成する)だけ
・・・と思っているが、出品まであと約1ヶ月・・・

ある意味、「書」のような新鮮味が出ないかなぁ~
筆(呉須)の勢いに、もう少し面白味を出していきたいと考え・・・
よし!
モチベーションが下がらぬうちに、もういっちょ、1から作ってみっかっ・・・(汗)
2011年06月03日
赤絵窯を経て・・・
鹿児島での個展に向けて、最終の窯が上がりまして、いよいよ搬入への梱包作業に入りますが、新作の陶板の作業過程を、写真で残せたのは、先日の染付け作業と、今日の赤絵(上絵)作業のみ・・・(汗)
・・・というわけで、ちょっとリプレイ!

白磁も染付けの呉須の色も、いい具合に焼きあがったのでホッとしましたが、上絵の色加減で台無しになる事だってありえるので、ここは集中集中・・・
九州新幹線の屋根には、特徴の朱を・・・

さらに、後方の大観覧車にもアクセント・・・
効果バツグン! 絵全体が、かなり締まりました!
さて、注目の仕上がり作品は、明日にでも・・・
・・・というわけで、ちょっとリプレイ!

白磁も染付けの呉須の色も、いい具合に焼きあがったのでホッとしましたが、上絵の色加減で台無しになる事だってありえるので、ここは集中集中・・・
九州新幹線の屋根には、特徴の朱を・・・

さらに、後方の大観覧車にもアクセント・・・
効果バツグン! 絵全体が、かなり締まりました!
さて、注目の仕上がり作品は、明日にでも・・・